崖っぷち その後

あの後ある人が私の事を無条件で受け入れてくれた。
嬉しかった。その人達は私にとってかけがえのない人だと思った。
あの戻れた日以前と同じ関係が続くと思っていた。
しかし今あの人たちは私のそばに居ない。
一人は
「否定するな」「お前のロボットじゃない」「キツイ」
そう残して去った。
去ったその人に私は同じ事されているように感じていたけれど、言えなかった。
怖かったから。
そしてもう一人は去った人を追うようにして去った。
大切だった2人。
私の翼だった。
私を一番の友と呼んでくれた。
涙が出るほど嬉しかった。
それも今は泡となり弾けた。
去った一人と私はある約束を交わした。
消えない(IDを削除しない)
逃げない
誕生日を祝う
この約束は私の中では今も生きている。
たとえ向こうがこの約束を無効に思っていても私は守っていこうと思っている。